つないだ手離さぬ心が咲く地獄:死刑囚たちのデスゲーム「デッドマン・ワンダーランド」

2011年にワンクールでアニメ化されているマンガです。
Amazonプライムビデオの有料アニメになっているけれど、
レビュー散々ですね。
だから二期がなかったのか。

私はアニメオリジナルの最終回ができるのは一年続けるアニメだけ、と思っているんです。
それ以下のアニメにオリジナル最終回つけるとろくなことがない。
「ぼくらの」「魔人探偵脳噛ネウロ」など。

一年続いたアニメのアニメオリジナル最終回は、原作が終わってみると原作の方が良いことは多いけれど、それなりに伝説になり得ます。
最初のアニメの「鋼の錬金術師」とか「ソウルイーター」とか。

あ、ここまで書いて気づいた。
グロ耐性高いんだわ、私。

総じて「デッドマン・ワンダーランド」は「エログロ」と評されているみたいですが、
グロは認めるけど、エロか?私が鈍いのか?

「監獄サバイバルアクション」が公式のキャッチコピーです。

ともかく、マンガ通りにアニメ化して二期前提の最終回だったアニメ「デッドマン・ワンダーランド」、私は高く評価しますよ。
原作、妥協しなかったから大変に良い。
グロじゃないです、「人間性」をテーマにした作品です。
設定が受け入れられなかったのかなぁ。

舞台は東京大震災の十年後。
主人公五十嵐丸太(ガンタ)は普通の中学生だった。
が、赤い衣の男が突然教室の外に現れクラスメイト全員を瞬時に惨殺!
ガンタを除いて。
ところがなぜかこの大量猟奇殺人の犯人はガンタであるということになり、
ガンタは死刑囚として民営監獄「デッドマン・ワンダーランド」に収監される。
三日に一度特別なキャンディを食べなければ死ぬ。
最初の日にそれをなくしたガンタは、命がけの危険なショーに挑んで賞金でキャンディを買おうとする。
ここは遊園地の形式の刑務所で、
囚人たちは働いて報酬を得るか、ショーに出演して賞金を得るか。
危険なショーなので「事故死もあり得る」。…実際は殺している。
しかし、そんなショーよりも残酷な殺人ショーが秘密裏に行われていた。あるはずのないE棟で。

ガンタ目線のあらすじでした。
重要なヒロイン・シロの説明は省きました。

グロいのは、死刑囚が競技中の事故として殺されたり血液を武器にする能力者が戦うのを「ショー」として扱う点ですね。
アニメはリアタイ視聴してました。
最近になって結末が気になって一気読みしました。

災害というのは理不尽です。
東京大震災は不条理の象徴です。
血液を武器にする能力者「デッドマン」は東京大震災後に発生しています。
皆、震災に人生を狂わされた人間ばかりです。

マンガ「デッドマン・ワンダーランド」は、
それぞれの登場人物が不条理な死のトラウマを跳ね除け再び人生を歩み出す物語でもあります。

ヒトは、弱いから強い。

彼らは立ち直るのに十年以上かかっているわけで、
心が血を流し続けているのだから
己の血液を武器に戦うのは非常にリアリティがあります。

ガンタがシロと向き合うには戦うしかなかったのも
シロの抱え込んだ闇の深さを考えると無理からぬことです。

最後のページとその前の見開き、私にはこれが事実かガンタの願望かわかりません。

隠れた名作と言えるマンガです。

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入り江わに について

オタクじゃ老害、川柳じゃ若手!オタクが互いをお宅と呼んでいた頃からのマンガアニメオタク。兼、川柳人。
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